毎年1月に陸上自衛隊習志野演習場で行われている「降下訓練始め」。
今回は、その降下訓練の画像を元に、陸上自衛隊第1空挺団のすごさを、
元航空自衛官の綾部綾さんにレポートしてもらいました!
第5回は空挺団のこぼれ話をご紹介!
第1回記事【001/空挺降下編】はコチラ
第2回記事【002/双眼鏡で見てほしい! 降下直後と五点着地】
第3回記事【003/きみはFFバッジを知っているか?】
第4回記事【004/降りてくるのは人だけじゃない!】
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■ 降下訓練始めに参加している団員はおよそ半分

第1部「各種航空機からの降下展示」
第2部「島嶼防衛における空挺作戦」を終えた空挺団員たちが整列しています。
あれっ? ちょっと数が少ないのでは?
実は、この降下訓練始めに参加している団員、第1空挺団のおよそ半分。
残りの半分は、1月27日に北海道で行われた北方積雪地空挺演習に備えていたのです。
こちらの訓練もまた過酷。
雪の下には何が埋まっているかわからないので着地がコワイ!
新雪だとズボボボと胸まで埋まってしまいます。
そんな中で落下傘を畳むのは一苦労です。
【空挺団員はここが違う!】

彼らの特長はまず、仲間意識がとても高いこと。
その絆の強さは他部隊の追随を許さない。

なかには、ケガなどの事情があって空挺を続けられなくなる団員、退職する団員もいます。
それでも連絡は欠かさず、再会すればまた、以前と同じように酒を酌み交わす。
宴席では無礼講がお約束なのだとか。

続いて、お風呂が大好き。
シャワーで済ます団員はほとんどおらず、みんな大浴場を使います。
裸のつきあいが絆を深めるんですね。

そんな団員の皆様がちょっと困っていることがあるのだそう。
それは「ホモはいるの?」と聞かれること。
空挺団員だと言うと、高確率でこの質問をされるんだって。
「またかよ!」とガッカリしてしまうので、控えてあげてくださいね!
■訓練の後の見学客のお楽しみ!

降下訓練始めは、例年1月初旬に行われます。
その訓練を見終わった後には、使われた装備品の数々が展示されるのです!

装備品がこんな間近に!

10式戦車!

アパッチ・ロングボウ

OH-6D

AH-1S
ファンなら失神、ファンでなくても大興奮することうけあいです!

オイラたちもおもてなし。

ここにもいた!
仕事を選ばないくまモンww
【終】
(写真/永野勝)
(文/綾部綾)
FB:http://www.facebook.com/ayabex
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