さてさて、この映画は文句なくオススメ作品ではあるのですが、
ミリタリーにそこまで詳しくないと、専門用語や地名、人名がちょいちょい出てきて「?」がたくさん状態にもなるのでここでちょっと解説していきましょう。
まず、「TEAM 6(チームシックス)」から。
アメリカ海軍の特殊部隊SEALsの中でも、対テロ特殊部隊と位置づけとなっているのが、TEAM 6です。
またの名をDEVGRU(デブグル/デブグル-)と言います。精鋭揃いのSEALsの中からさらに選抜された精鋭中の精鋭と言われています。
そして物語の序盤に出てくるパキスタンの「軍統合情報局(ISI)」というのは、パキスタンにおける情報機関。アメリカで言うならCIA的な組織です。
またしれっと出てくる「第160特殊作戦航空連隊(ナイトストーカーズ)」は、アメリカ陸軍所属の陸・海・海兵隊の特殊部隊の輸送・回収を行う支援部隊のこと。
他にも「JSTARS」は、E-8 J-STARSというアメリカ空軍の対地版早期警戒管制機のこと。
「イーグルグロー作戦」は1980年にイランで行ったアメリカ大使館人質救出作戦のこと。ちなみにこの作戦は、相次ぐ事故により作戦中止となった忌まわしき作戦です。
次に地名ですが、
この映画では、アフガニスタン、パキスタン、アメリカ、ポーランド(冒頭のみ)と舞台がめまぐるしく変わります。
土地勘がないと、いろいろと混乱するので、整理すると、
まず抑えておくべきは、パキスタンとアフガニスタンが隣接しているという点。
この辺の地理関係を分かっているとなぜパキスタンにオサマ・ビン・ラディンが潜伏していたのかが何となく合点がいきます(政治的な背景もあるようですが複雑すぎるので割愛)。
この映画にも出てくるし、アフガニスタン関連の戦争映画で頻繁に出てくるジャラーラーバード飛行場は、パキスタン国境に近くにあります。そしてジャラーラーバードからオサマ・ビン・ラディンが潜伏していたパキスタンのアボッターバードは直線距離にして約250km。
また、アメリカ国内に関してもたくさん地名が出てきます。
バージニア州ハンプトン・ラングレー空軍基地
バージニア州ハンプトン・CIA特殊活動部
バージニア州ノーフォーク
ノースカロライナ州フォート・ブラッグ陸軍基地
整理しないと結構混乱しちゃいますね。
こうした予備知識をもって見れば、より深く楽しめると思います。
また、ストーリーからは逸れますが、装備や衣装なども凝っているので、サバゲー時のコーディネートの参考にしてもいいと思います。
この映画の最後には、この作戦の後に起きた様々な出来事がテロップで流れるのですが、それを見るととっても胸を締め付けられます。
2014年1月4日よりシネマート新宿にて公開
ミリタリールックで劇場に行けば1,000円で鑑賞できるのでお忘れなく!
また劇場に行けば、ドッグタグステッカーももらえる(無くなり次第終了)ので早めに行きましょう!
さらに、1月22日からはオンデマンド配信も行われるので、劇場に足を運べなかった人は、そちらでチェックしてみて下さい。
どうせなら映画館の音響と大画面でみたい作品ではありますが…。
『ネイビーシールズ:チーム6』公式サイト:http://teamsix.gaga.ne.jp/
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