先日もレビューとして紹介したマルシンのEXB2 Five-seveN。
低温環境でも使えるCO2ブローバックガスガンですが、今回は先行品である東京マルイのガスブローバックFive-seveNとどう違うの?ということで比較してみました。
(マルイのFive-seveNは発売当初のモデルなので現在の仕様とは異なる可能性があります)
もっとも、パワーソースがCO2と134aという根本からして違うのですが、サバゲで使えるガスブロのFive-seveNで!というくくりになります。
なお、今回の写真は照明の関係でちょっと紫がかって見えますが、実物はちゃんと黒いのでご安心を。
まず、全体を見る限りは大きな差異はありません。もともと実銃も上下樹脂のフルポリマーハンドガンなので、ABSでモデルアップするエアガンと相性がいいといえます。
重さはマルシンが815g、マルイが760gです。
フロントサイト
見ての通りマルシン製はフロントサイトが高いハイサイトになっています。
リアサイト
マルイは固定タイプのリアサイト。
マルシンはアジャスタブルサイト。
フロントサイトの高さの違いは、主にリアサイトの違いによるものです。
サイトピクチャー
どちらも3点ホワイトドットで狙いやすさは変わりません。
スライド刻印
マルイ製は英数字のオリジナル表記です。しかしなぜか斜体。
もしかしたらこういう表記のモデルもあったのかもしれません。
一方のマルシン製はFN HERSTALがばっちりと! FNのカタログに出ているのはこの刻印でした。
Cybergunの正規ライセンスのおかげですね。
グリップ部
全体的に滑り止めのパターンが鋭く握ると手に食い込みます。
「Five-seveNは痛い」という風評はこれによるものでは?
グリップ中央のマークはTとMを組み合わせたマルイのオリジナルのものです。
マルシン製はパターンが浅く、握り込んでも痛くありません。
リコイルが激しいので結果的に助かりますw
マークはFN社の正規のもので正確です。
ホールドオープン
バレル先端のカラーが違うのは分かりますが、実はスライドの後退量も違い、マルイのほうが5mmほど長く後退します。どっちの後退量が正しいのかは分かりません。
マルシン製といえば耐久性が気になるところですが、北米で先行販売された初期ロットはスライドが割れるアクシデントが発生したらしく、現行品ではばっちり対策されているとか。となると国内版もスライドの耐久性に関しては心配ないと思われます。
この角度で見るとマズル付近の様子が異なります。
好みもあると思いますが、筆者はマルシンの方がシャープに感じました。皆さんはどう思いますか?
しかし、バレル先端部が細くなっているのはファーストガンダムの連邦軍制式拳銃を彷彿させますw
比較動画も作ってみました。
[youtube]http://youtu.be/Ks-sPJT6SWE[/youtube]
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、マルシンのFive-seveNのスライドスピードがハンパなく早いのが分かると思います。
また、マルシンのリコイルは体感でマルイ製の1.5倍といったところ。特に新しいCO2カートリッジを入れた直後だと、「実銃もこれくらいリコイルあるんじゃないか?」というほどのものでした。
動画だと分かりにくいと思いますので、みなさんも機会があったらぜひ試射してみてください。
と、ここまでの比較では「マルイよりマルシンの方がいいじゃん!」となってしまうのですが、実はこの2機種には大きな価格差があります。マルイの実勢価格は13,000~14,000円、一方のマルシンのEXB2は22,000~25.000円といったところ。ほぼ2倍です。
また、CO2カートリッジのランニングコストや、あまり流通していないスペアマガジン(5,000円!)なども考えると、2機種の価格差はもっと広がります。
ということを踏まえると、この2機種は同一機種ではありますがライバルというわけではありません。実際にサバゲで使うにはマルイ製のほうが使いやすかったりしますので、そのあたりを考慮して購入すると後悔することはないでしょう。
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