「トカレフ TT-33 HW 発火式 モデルガン」再現性は極めて高クオリティ

「トカレフ TT-33 HW 発火式 モデルガン」が2022年6月21日にタナカワークスより発売された。
トカレフの実銃はソ連の軍用拳銃として使用された。
今回発売されたモデルガンは、実質的にはハドソン版の同銃のリファイン版となっていそうだ。

・トカレフ TT-33 HW 発火式 モデルガン


材質は主にHW樹脂と亜鉛ダイカストで出来ている。
カードリッジは付属の7.62×25トカレフ発火カートリッジとなっていて、装弾数は8発。
付属のカードリッジも8つなので、付属のカードリッジを全て連射できる作りとなっている。

発射感も良く、各部の稼働もスムーズなので、発火の音と光の迫力を、ストレス無く楽しむことができるモデルガンとなっている。
実銃に沿った刻印も細かく、モデルガンとしてのクオリティは高い。

・トカレフ TT-33の実銃


トカレフの呼び名は世界的に広まっているが、正式名称は「トゥーラ造兵廠・トカレフ 1933年式」と呼ばれる。
略すとトゥーラ造兵廠のT、トカレフのT、そして、1933年式の33で、TT-33と呼ばれることもある。

トカレフの逸話として最も有名なのは、徹底した簡素化により、安全装置すらオミットされてしまったという点だろうか。
設計者は、アメリカのコルトガバメントをベースとつつ、徹底した簡素化を行った。
簡素化した目的としては、単純な構造にして、製造、生産しやすくするためと、激しい寒さによる凍結のリスクを出来る限り減らすためだ。

簡素化の例としては、コルトの特徴であるショートリコイル方式の採用だ。
ショートリコイル方式は、銃の作動方式としては簡素で、かつ安全性も高いからだ。
また、トカレフは軍用として使用される前提で開発された。
十分な訓練を積み、熟練した兵士が使う前提の銃だ。
そのため、安全装置を一切付けない構造も許可されることとなった。

・モデルガンも安全装置を再現

実銃のトカレフを踏襲し、モデルガンのトカレフも、安全装置無しの再現がされている。
また、実銃と同じく、パーツ数も極力少なくなっていて、実にトカレフらしい作りとなっている。

ただし、モデルガン、特にヘビーウエイト性のモデルガンは、の材質や構造的に、実銃と比べると壊れやすい性質がある。
しかし、このモデルガンは、それを補うべく、リコイルバッファーやハンマーバッファー等に衝撃緩和部品を使用。
耐久性が高くなっている。

実銃のトカレフらしさを追求しつつ、モデルガンとしての機能性も高い「トカレフ TT-33 HW 発火式 モデルガン」。
トカレフファンでなくとも欲しい完成度の高い一品だ。

 

image Credit:https://www.amazon.co.jp/

ファンキキ

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