【自作】盛り上がるホバーバイク業界 オランダ発、乗用マルチコプターを自作した男

※本記事は過去記事の内容を基に校正しています

先日、イギリスのMalloy Aeronauticsとアメリカ陸軍が、軍用ホバーバイクを共同開発することが報道された。一般向けには昨年、アメリカ企業のAerofexが、2017年の発売に向けて、2人乗りホバーバイク、Aero­-Xの予約を開始している。

Malloy Aeronauticsの試作機

Aerofex社のAero-X

と、ジワジワと盛り上がりつつあるホバーバイク界隈なのだが「欲しいものは自分で作ってしまえ」と言わんばかりに、ホバーバイクライクなマルチコプターを自作し発表してしまった男がいる。オランダのソフトウェアエンジニア、Thorstin Crijns氏だ。

DIY感ほとばしるマルチコプターがフライ!

Youtubeで公開されたテストフライトの様子は話題になり、28万ビューを超えた(6月30日時点)。開発者のThorstin Crijns氏と白髪の老人が、泣きたいほどに晴れ渡った草原でマルチコプターをセットアップするシーンからビデオは始まる。無骨なフレームに実装されたバッテリーにプロペラたち。ホームセンターにあるもので作ったようなDIY感あふれる外観だ。

そして、マルチコプターに乗り始動させるCrijns氏。1、2度バウンドしたのちに40、50cmほど上昇。ほどなく着地する。実質的な飛行時間は10秒弱くらいか。engadgetの記事によれば、このマルチコプターは16機のモーターとプロペラから構成されている。

電力はリチウムイオンバッテリーで供給。フレームには6060アルミ合金。フライトコントローラーにはMultiwiiオートパイロットを使用しているという。この動力の組み合わせで試算した場合、282ポンド(約128kg)までの重量を上げることができるようだ。機体の重量は110ポンド(約50kg)、Crijns氏の体重は132ポンド(約60kg)とのことだから、総重量はおよそ110kg。計算上は十分な動力と言える。

あくまでプロトタイプなので、まだ実用レベルではない。バッテリーの容量や軽量化、離着陸時の安全対策などなど、まだまだたくさんの課題は残っていそうだが、個人でここまでのメカを製作したことそのものがグレイト。テストは成功と言っていいのだと思う。

人類史上、有人動力飛行が初めて成功したのは1903年だった。およそ110年前のライト兄弟も、こんな感じだったのではないか。いつだって、時代を変えてきたのはギークだったんだ。Crijns氏に惜しみない賞賛を送りつつ、今後の展開に期待したい。

Autonomous human transport project (37秒)
[youtube]https://youtu.be/SOkYHLDI23o[/youtube]

▪参考文献
engaget
http://www.engadget.com/2015/06/26/drone­that­carries­people/

ロイター
http://www.reuters.com/article/2015/06/22/us-airshow-france-hoverbike-idUSKBN0P21C720150622

▪Aerofex
http://aerofex.com/theaerox/

記事:ワタナベヒロユ機

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さばなび編集部

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