【連載】サバゲマスターへの道Part.9 ゲームで酷使した電動ガンをメンテナンスしてみた!

数学どころか算数ができない八千代市です、こんにちは。
前回の記事でココア大好きアピールをした際に、今まで飲んだココアの量を「20t」と記載しましたが・・・「2t」の間違いでした!
まぁ普通に考えて20tはおかしいですよね。

私はココアの量を大雑把に計算してみましたが、中毒性の高い飲み物が多い昨今だったら私のような人は結構いそうな気が・・・。
人もいるんじゃないかと思います。
自分の好きな食べ物や飲み物を、今までどれだけ摂取してきたか考えてみるとおもしろいですよ!

さて、ヒマさえあれば家でAKを愛でている毎日なワタクシですが、前回のサバゲで意外と銃が汚れてしまいました。
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屋外フィールドでかなり動きましたからね。
そんな中、前回のサバゲーに参加できなかった乾さんから、

乾「先日の埋め合わせってことで、私が普段やってるメンテナンスを教えますよ。 簡単なのですぐ覚えられます」

という話をいただき、今回は【乾流 電動ガンの簡単メンテナンス】を伝授されようと思います!

さばなび編集部での待ち合わせに30分も遅刻しつつ到着。出だしからアレな感じです。まさか銃を忘れて途中で取りに戻ったなんていえるワケありません。

今回は乾さんからアニメ『銀河鉄道999』の崇高なる演説(笑)をいただきながら作業開始。まずは外装の手入れから。

乾「外装は拭いてホコリを取るくらいで大丈夫そうですね」

来る前に軽く拭いておいたというのもありますが、それ以外にも大きなキズや破損は見当たりません。よかったよかった!

まずは直接シリコンスプレーを吹きかけて、
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汚れが浮いてくるのでウェスでしっかりと拭きとります。
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ここでしっかり拭くとウェスにシリコンスプレーが染み込むので・・・
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他の部分にスプレーをかける必要なく、そのまま拭きとれてラクになります!
もちろんしっかりと綺麗になり、汚れもつきにくくなるとか!
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AK47Sはレシーバーカバーを取り外せるので、ここもしっかりと綺麗にしました。
砂やホコリが入り込んでくる可能性のある場所はチェックしておいた方がいいとのこと。
狭い場所は筆でサッとぬぐって汚れを落とします。
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今回は筆で掃除しましたが、歯ブラシなんかも使いやすそうです。

拭いてる最中にサビを発見! もう少しで見落とすところでした!
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乾「スチールパーツはどうしても錆びてしまいますが、すぐに拭き取れば綺麗になり、またそれ以上進行するのを防げます」

なるほど、たしかにシリコンを含んだウェスで拭いたらあっというまに元通り。
サビは放置してしまうと処理するのが難しく、良い状態に保つためにはこういった場所にも気をつけないといけないですね!

ここまでの作業時間はだいたい5分くらい。これだけの作業で全体に光沢がよみがえってきました!
シリコンスプレーは簡単なコーティング(車のワックスみたいな感じ)効果があるので、少しの汚れはサッと落とせるようになります。

乾「それでは最も重要なバレルの掃除をしましょう」

そういって取り出したのはクリーニングロッド。
おや? よく見るとなにやら棒に印が付いている?
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乾「この印は銃身の先端からHOPパッキン手前までの距離の目安です。バレルの掃除をする時は棒を奥に入れすぎないのが重要ですね」

奥に入りすぎた状態でゴシゴシ掃除してしまうと、中のHOPパッキンの寿命を縮めてしまったり、最悪ダメにしてしまうそうです。
とはいっても、どのあたりにHOPパッキンがあるのかイマイチ分かりません。
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乾「多くの銃のHOPパッキンは給弾口のすぐ前(画像でいうとネジのあたり)にあります。なので更にその手前までを掃除するイメージです」

試しに棒を奥まで突っ込んでみると、給弾口から棒が見えました。その手前がパッキンの位置なので更に手前が限界位置になります。
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HOPパッキンの位置も分かったところで早速クリーニングを開始!
手順はまずティッシュを細く切って、先端から画像のように巻きつけます。
ティッシュじゃなくてもいいそうですが、これが1番お手軽みたいです。
ちなみに、ティッシュを5等分くらいまで細く切らないととバレルの入口で詰まって入りません。細すぎるかな? くらいの太さで大丈夫です。
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準備ができたらパーツクリーナーをティッシュに吹きかけバレルへ。印の部分をつまむことで、ロッドが奥に入るのを防げます。

そのロッド思いのほか勢いよくゴシゴシしてますが、砂やホコリはそんなに強くやらなくても取れるのでは?

乾「バレルが汚れる1番の原因は砂とかホコリではなく、BB弾の表面についてるワックスなんです。インナーバレルを取り外して覗いてみると、上面に沿って汚れが付着しているのが見えますよ」

電動ガンのホップの性質上、バレル上部に接触したBB弾のワックスが溜まってしまうようで、これを取り除くのがバレル掃除の目的だそうです。放置すると汚れがどんどん重なっていき、まっすぐ飛ばなくなってしまうとのこと。
しばらくしてロッド抜いて見てみると・・・
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ゲッ! かなり汚れていた!
画像では少し分かりにくいですが、ティッシュが目で見て分かるくらい黒くなっていました。

こんな感じでバレルの掃除も5分ほどで終了。
ちなみにインナーバレルにオイルを付けるとホコリが付着しやすくなるため、できるだけドライの状態がいいそうです。
たったコレだけの作業ならサバゲ後に帰宅してからでもできそうですね!
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ついでにストックが緩んでいたのでネジの締め直しを行いました。AK47Sのここは緩みやすいので、使ってる人はチェックしておくと良いかも?
ゲーム中にストックが壊れたら目も当てられません。

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これで今日のメンテナンスは終了!
ここまでの作業で30分も掛かりませんでした。

モデルはAKですが、他の銃のメンテナンスもほとんど同じなので簡単に作業できるか思います。
たったこれだけの作業でいい状態を保てるならば、サバゲから帰ってきて疲れていてもやる価値ありますよ!

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八千代市 徹

株式市場からスポーツ、更にはゆるキャラなどのサブカル系まで何でもござれのオールマイティーなアラサー。幼少時に観た「戦国自衛隊」で戦争映画やミリタリー関連にハマる。人生のサバイバル歴は30年を突破しているが、サバゲーに関してはゲーム中の骨折が影響して10年以上遠ざかっている。今回記事を寄稿したことでサバゲ熱が再燃し、復帰を密かに目論んでいる。

投稿者記事

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