寒〜い時期はガスブロの作動がイマイチ…! そこで活躍するものといえば、電動ハンドガン(電ハン)ですよね。冬場のセカンダリウェポンはもちろん、コンパクト&高性能なことから、年中通したメインウェポンとして重宝しているゲーマーも少なくないハズ。
電動ハンドガンの“弱点”はマガジンにあり?
さて、電ハンの運用で困ることのひとつといえば、その特異な形状により、マガジンの持ち運びに困ること。各種ハンドガン用のマガジンポーチだと、スッカスカで固定できないことがほとんどですよね。
かくいう筆者も困っていて、専用ポーチは選択肢が少なく、ユーティリティポーチに入れると“雰囲気”が出ません。そこで考えたのが、「一般的なハンドガンマグポーチにスペーサーを入れて、電ハンマガジンを固定できないか」というアイデア。…と思いついて半日後、数回の試行錯誤の末、激安&誰でも作れる「電ハン用マグポーチスペーサー」のDIYに成功!
マグポーチにぴったり収まり、スルッとマガジンの抜き差しが可能。さらに常にテンションがかかるため、マガジンを差したままフィールドを走ってもまったく落ちません。というわけで、以下に手順をご紹介しちゃいます!
「電ハン用マグポーチスペーサー」の作り方
【必要な工具】・ごく普通のハサミ・ごく普通のホチキス【必要な材料】・ホームセンターに売ってるPP製のクラフトシート(490×565mm・0.75mm厚 ※500円程度)・分厚い輪ゴム(11mm幅くらい)・普通の輪ゴム
ツールと材料は上記の通り。分厚い輪ゴムとクラフトシートを購入するにしても、600〜700円程度。しかも大量に作れちゃうので、コスパは最高ですよ。
電ハンの「グロック18c」を例に作っていきましょう。まずPPクラフトシートを20mm幅程度でザクザク切っていきます。ごく普通のハサミでラクに切れちゃうので、フリーハンドでも余裕です。切り口が直線じゃないことが気になる人は、定規&カッターで折り目正しくどうぞ。
490mm×20mmの長い帯のようなシートができます。
これをクルッと巻いて、一周だいたい350mm程度の輪を作り、重なっている部分をホチキスで留めましょう。350mmの円なんて計りにくいので、重なっている部分を130mm程度と考えればOK。10〜20mm程度の誤差は問題ないので、目測でも大丈夫です。ちなみにシートはシボ加工が施されており、加工面が外側に来ている方が見栄えがいいですよ。
重なっている部分の外側に、ハサミで切って帯状にした幅広のゴムを張ります。数カ所、ホチキスで留めるだけでいいですよ。
このように、半分がゴムシートに覆われた輪を作ります。
最後は重なった幅広ゴム面を下にして、輪の中央上部を内側に押し込み、“ハート型”を作りましょう。中心部のすぼまった部分を、写真のように普通のゴムでクルクルッと3〜4周巻いてできあがり。これで完成です。
あとはマグポーチにスペーサーを差し込むだけ。マグポーチ上部にできた“くぼみ”にマガジンを押し差すように入れればOK。逆さにしても振ってもマガジンは落ちません。
輪のテンションが外側にかかり、幅広の輪ゴムが滑り止めの役割を果たすことで、マグポーチ内部にスペーサーがしっかり固定されます。一方電ハンのマガジンは、内側に巻いた普通の輪ゴムに縛られてホールド。…と、文章化すると難解ですが、作ってみれば仕組みは簡単に理解できるハズ。
シートの幅や重なりを調整することで、様々なサイズに適応可能ですよ。
![DSC03162 - 2015-03-01 14-13-39](https://static.saba-navi.com/wp-content/uploads/2015/03/DSC03162-2015-03-01-14-13-39.jpg)
G-CODE社のレッグリグにスペーサーを入れてみました。通常の電ハンマガジンはもちろん、(ちょっと見栄えは悪いけど)ロングタイプも収納できます。ちなみにロングタイプの場合はマグポーチに対して倍以上の長さになるため、スペーサーの輪を直径を大きくし、マガジンを固定するテンションを強めるなどの工夫が必要です。
電ハンユーザーのみならず、アイデア次第で使い方いろいろ
手順は簡単なうえ、PPシート1枚で25セット以上作れるほどのコスパのよさ。電ハン用にポーチを付け替える手間もありません。おまけに使い勝手を担保したまま、装備の雰囲気を(比較的)壊さずに運用可能なんです。マガジンのみならず各種ツールやバッテリなどのホルダーにもオススメ。「ちょうどいいポーチがない…」とお困りの方、試してみてはいかが?