2022年11月6日、令和4年度国際観艦式が行われたことが話題となっている。
アメリカパキスタン、インド、カナダ、オーストラリア等の、合計12か国、外国艦艇18隻が参加した大規模な催しで、神奈川県沖、相模湾で行われた。
国際観艦式とはどういった催しなのだろうか。
・国際観艦式の目的
国際観艦式の目的は何だろうか。
国際観艦式は、軍事パレードの一種だ。
目的は主に3つ。
記念式典として。
国際親善のため。
そして、海上自衛隊に対する理解を深めるためだ。
今回の令和4年度国際観艦式は、海上自衛隊創設70周年の節目ということで開催されることとなった。
そういった意味での記念式典に近い位置付けの催しだ。
・国内では過去に1回しか開催されたことの無い珍しいイベント
国内での国際観艦式は、過去には2002年にしか行われたことがなく、今回で2度目となる。
Youtubeでのライブ配信は、初の試みだ。
国際観艦式の参加者は、各国の艦船や運用の様子を間近で見ることができるし、国をまたいでの合同演習をすることができる。
今回は12か国の国が参加しており、イベントには12か国の海上自衛隊および海軍の連携は必須だ。
国際交渉の面、艦隊指揮面など、様々な部署で、文化の違う12か国で意思疎通をしてパレードを成立させなければいけないので、裏方を含めた参加者は、様々な経験を積めることとなる。
また、お互いの文化にも触れることができ、12参加国同士の相互理解に役立つこととなる。
国際観艦式は、お互いの理解を深める国際親善の意味合いも強い。
・海上自衛隊に対する理解を深められる
国民に海上自衛隊に対する理解を深めてもらうというのも国際観艦式の役目だ。
今回の令和4年度国際観艦式は無観客での実施となったが、Youtubeの海上自衛隊公式チャンネルでライブ配信が行われた。
海上自衛隊の艦船はもちろんのこと、各国の艦船や運用の様子をライブ映像で見ることができる貴重な機会だ。
この国際観艦式で、日本と仲の良い国や、国際的に問題のある国が推測できる。
ウクライナ侵攻をしているロシアが招かれていない。
中国は招かれたが不参加。
一方で日本と様々な国際問題があり、不仲な雰囲気がある韓国は参加しているなど、様々な事柄から、日本と各国の関係が推し量れる。
政治や国際情勢に詳しい人が見れば、更に色々なことが分かるだろう。
そして、その内容は、ニュース番組やニュースサイトで公開されるものもある。
国際情勢の面でも、国際観艦式を通して様々な情報を知ることができる。
様々なニュース番組やニュースサイトで情報が発信されていて、また、Youtubeの海上自衛隊公式チャンネルでのライブ配信についても、アーカイブが残っている。
滅多に行われないイベントなので、この機会に見てみよう。
image Credit:
https://www.mod.go.jp/msdf/ifr2022/index.html