【予約受付中】戦争の闇を描く名作映画「戦場のメリークリスマス」の原作本【復刊ドットコム × 書泉】コラボ企画として新装丁で復刊!

復刊ドットコムにて、大島渚監督最大のヒット作であり4K映像化もされた伝説の名作「戦場のメリークリスマス」(1983年公開)の原作本『影の獄にて』(著者:L.ヴァン・デル・ポスト 訳者:由良君美/富山太佳夫)が書泉との協業で復刊を決定。
【書泉と、10冊】第4弾企画として、書泉各店で先行独占販売されます。

これまで思索社(後に新思索社)より刊行されてきた『影の獄にて』は、大島渚監督による1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の原作本として知られています。
出版元である新思索社が2016年に清算したこともあり、2009年刊行の『戦場のメリークリスマス : 影の獄にて・映画版 : 原作版 新装版』を最後に、書籍の形で原作を読むことはかなわず、長らく絶版状態が続いていました。

一方「絶版や品切れなどで手に入らなくなった本を、投票をもとに復刊させる」という日本初のユーザー参加型のサイトを運営する復刊ドットコムのリクエストサイトにも、同サービス開始すぐの2001年より復刊を望むリクエストが入り、先の映画4K映像化などの影響もあってか、今日までに老若男女問わず同書への復刊を望む熱いリクエストが数多く寄せられています。

影の獄にて:復刊リクエストページより

https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6401

*リクエストコメントは一部抜粋して引用

・ヴァン・デル・ポストの、人が生きるということへの丁寧で明晰な意味づけ、詩的なイメージの奔流、世界中を飛び回った人間でないと描くことのできない、世界各地の固有のランドスケープの美しさ、広さ。そして、人種を飛び越えた人間存在への冷静な洞察。私がずっと気になっていた「種子」の正体も分かりました。素晴らしい小説でした。この小説は何度もなんども、我々に繰り返し「蒔かれる」べき小説なのだと思います。

・映画だけでは理解のできないテーマや登場人物の感情など原作小説から得られるものは多い。作品理解という側面以外に、太平洋戦争当時の日本人を西洋人がどのように捉えていたか他者の目を通した自国、自己理解という意味でも価値ある資料と考えられる。この作品を日本人が日本語で読めるようにしたい。

企画を進めるにあたり、長年にわたり復刊へのリクエスト頂いた原作ファンの方はもちろんのこと、映画「戦場のメリークリスマス」のファンの方にもその魅力を訴求させるため、復刊ドットコムでは、企画立案時より書泉に協力を打診。

現在「中世への旅」(白水社・刊)シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」企画を各出版社と展開する書泉に協力いただき、その第4弾企画として、書泉各店での先行販売という形で復刊が決定しました。

『影の獄にて』という底本のタイトルは生かしつつ、デザイナー・福井邦人氏によるブックデザインには、映画の中から印象的なシーンを採用。
これまで原作を読んだことのない方にもよりいっそう作品への魅力、奥深さを伝えることができるよう鋭意編集中です。

なお、書泉各店ではこの作品と同時に「戦場のメリークリスマス」の映像・音楽も一緒に楽しんでいただきたいと考え、以下のような特別セットもご用意して予約販売を進めます。

1.五感全てで体験する新装版「影の獄にて~戦場のメリークリスマス」セット=12,000円(税込)

→新装版『影の獄にて』+「戦場のメリークリスマスBlu-ray DVD」+「サウンドトラックCD」

2.読むと映画もみたくなる「影の獄にて~戦場のメリークリスマス」セット=8,500円(税込)

→ 新装版『影の獄にて』+「戦場のメリークリスマスBlu-ray DVD」

3.読むと聴こえる「影の獄にて~戦場のメリークリスマス」セット=6,300円(税込)

→ 新装版『影の獄にて』+「サウンドトラックCD」

 

10月16日(月)より、書泉・書泉オンライン、芳林堂書店にて予約を開始する新装版『影の獄にて』。

時代を超え、繰り返し読み継がれるその魅力を存分に体感してください。

 

【取り扱い店舗】

書泉グランデ・書泉ブックタワー

芳林堂書店高田馬場店・芳林堂書店みずほ台店

書泉オンライン:
https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2909740

書泉オンライン楽天店:
https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000000989/

*予約〆切は11月20日(月)までとなっています。(商品のお届けは12月10日以降となります)

*発行後2か月間は書泉各店での独占販売となっています。

 

〈復刊ドットコム編集担当 政田 コメント〉
読むのが先か、観るのが先か…。本書は映画「戦場のメリークリスマス」の原作です。
映画を観てから原作を読むと、映画では描き切れなかったであろう各場面への理解がさらに深まりますし、原作を読んでから映画を観ると、原作に描かれた数々の場面が視覚的にさらに鮮明になります。

どちらが先かということではなく、原作と映画それぞれの表現がシナジーを生み、作品に出会う人々に新たな体験をしていただけることと思います。

今回のカバー装幀には、映画冒頭の場面ショットを使いました。
内容もあらためて校正し、より読みやすくなりました。
手に取っていただけたら幸いです。

〈訳者・由良君美氏の著作権継承者 由良えりもさん コメント〉
訳本の初版から四十五年、映画化から四十年が経つが、坂本龍一氏のテーマ曲と共に、「戦メリ」は人々の記憶から何とか消えずにあるようだ。

ヴァン・デル・ポスト選集第一巻として刊行された本書『影の獄にて』は評判が良く、帯に「映画化決定!」と刷られて版を重ねることとなるが、残念ながら選集は未完となり、今では著者の名前を目にすることも無くなった。

「戦メリ」は戦争映画であるが、原作は所謂戦争ものではない。
読者の記憶に刻まれるのは、登場人物の魂の苦悩と解放であって、彼らのカタルシスを追体験出来るのは、本書を手に取った人のみに与えられた特権である。
絶版となって久しい本書の復刊を、素直に喜びたい。

【書誌情報】

影の獄にて(著者:L. ヴァン・デル・ポスト 訳者:由良君美/富山太佳夫)

仕様:四六判・並製・284頁(予定)

定価:2,200円(本体:2,000円+税)

ISBN:978-4-8354-5901-1 C0097

『影の獄にて』(原題:『The Seed and the Sower』)は、南アフリカの作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストによる本で、語り手である「わたし」のもとに戦友だったローレンスがクリスマスの日に訪ねてきて、二人で戦中の体験を語り合うという内容。
「影さす牢格子」「種子と蒔く者」「剣と人形」の三部作で構成。

元は第一部である「影さす牢格子」が『影の獄にて L・ヴァン・デル・ポスト選集 (1)』に所収され、1954年に思索社より出版。
その後、第二、三部が増補される形で、映画編集版となる形にまとまりました。
それぞれ、クリスマスの前夜、朝、夜としてまとめられており、映画のもとになったのが第一部「影さす牢格子」と第二部「種子と蒔く者」になります。

今回は1978年11月に思索社より刊行された『影の獄にて』を底本とし、新たな装丁・編集にて復刊をするものです。

【書泉と、10冊】
「書泉と、10冊」とは、ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けする挑戦です。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
これまで「鉄腕ゲッツ行状記」(白水社刊)、「復刻版 バスジャパンガイドブック」(書泉刊)、「堕天使拷問刑」(早川書房刊)と第三弾まで実施し、トータルで約5,000冊を読者のみなさまにお届けできています。


引用元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000068912.html


 

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