Krytac(クライタック)というエアガンメーカーをご存知でしょうか?
熟練者はともかく、サバゲー初心者や国内メーカー愛用者には聞き慣れない社名かもしれません。
ということで、海外のエアガンメーカーになるわけですが、創業以来数々の人気モデルをリリースしており、国内でも取扱店が増えてきました。
クリス・ヴェクターについて
Krytac(クライタック)のご紹介の前に、KRISS USA社(前TDI社)とアメリカ軍が開発したサブマシンガンであるクリス・ヴェクターの説明をする必要があります。
アメリカ軍は9mm弾の威力に問題を感じ、威力の高い.45ACP弾を使うサブマシンガン開発計画が軍内部で持ち上がりました。
スイスに本拠をおくTDI社(現:KRISS USA)とピカティニー造兵廠の共同開発が始まり、そこで誕生したのがクリス・スーパーVという反動吸収システムです。
そして、その反動吸収システムを組み込んで生まれた物がTDI ヴェクター、TDI社がKRISS USAに名を改めた事から現在の『クリス・ヴェクター』という名称になりました。
2012年末に発売したガスブローバックモデルのエアソフトガンは図面提供を受けたオフィシャルモデルであり、日本、アメリカ以外の地域ではKRISS USAがトレーニング用ウェポンとして販売を行っていましたが、2013年にエアソフトガン版ヴェクターの販売は終了しました。
2015年、KRISS USAのエアソフトガン及びトレーニング部門であるKRYTAC(クライタック)から電動モデルが登場、日本ではクライタックの代理店であるLayLax(ライラクス)から販売されました。
ここでようやくクライタックの名前が出て来るわけです。
クライタックとは
リアルガンメーカーだからこそ成し得る最強の剛性と、クラーケンを模したロゴマークで2014年アメリカよりデビューしました。
クトゥルー神話や古来より海の魔物として怖れられた巨大なタコやイカ、あるいはシーサーペント等の驚異的に巨大な海の怪物と戦術のタクティカルを合わせたクライタックは、フィールドを縦横に駆け抜ける頼りになる得物として、そして敵には恐るべき魔物として畏怖される電動ガンシリーズというメーカーブランドとしての意気込みが伝わります。
電動ガン、つまり玩具としての安易な妥協をせずに企画製作されたシリーズは、他の電動ガンとは一線を画し、アメリカの広大なゲームフィールドでのハードな使用にも耐え得る電動エアソフトガン史上最強クラスの剛性を持ち、北米で『実銃メーカーが作ったエアソフトガン』として華々しいデビューを飾った後、順調にシェアを伸ばし、1年で北米最大クラスのエアソフトガンショップ『Evike.com』ではトップシェアを誇るほどアメリカでは名の通ったエアソフトガンブランドとなりました。
フィクションでも高い人気
そんなクライタック社の人気モデル『クリス・ヴェクター』は映画では『アベンジャーズ』アニメでは『リコリス・リコイル』ゲームでは『コールオブデューティーシリーズ』等々、様々なメディアに登場しています。
世界中のミリタリーファン、サバゲーファンに愛されている証とも言えますね。
以上、Krytac(クライタック)についてご紹介しました。
国内メーカーのエアガンに飽きたかたや、『この洋ゲーに出て来た銃でサバゲーしたい!』というかたには注目のメーカーと言えるでしょう。
参考になりましたら幸いです。
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