約10年前に発表され、今でもTVアニメ化されているブラウザゲームの『艦隊これくしょん』
通称『艦これ』の名前は、ミリタリーファンならずとも耳にした事は多いでしょう。
そして、それがきっかけで日本の艦艇等に興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、海上自衛隊様のHPのお力を借りしながら、色々とご紹介していきましょう。
とにかく多い!
先に結論から申し上げますと、海上自衛隊にはとても多くの種類の艦艇が存在します。
潜水艦と航空機を省き、補助艦をも省いた水上艦艇だけでも、多岐にわたります。
護衛艦・掃海艦・掃海艇・掃海母艦・ミサイル艇・輸送艦・輸送艇・エアクッション艇などですね。
さらにそこからそれぞれの『型』が存在します。
ざっと確認したところ、水上艦艇だけで21隻の『型』が現在も就役しているのです。
全てを詳細にご紹介するのは厳しいので、今回は初心者編として、ざっくりとした紹介に留めましょう。
護衛艦とは
敵の潜水艦・水上艦艇・航空機による脅威に対処する能力を備え、周辺海域の防衛や海上交通の安全確保に重要な役割を担う艦船の種別の一つです。
掃海艇とは
機雷の掃海(そうかい)を任務とする艦艇です。
敷設された機雷は、艦船の航行に対する重大な脅威であり、安全な航行のためには掃海作業により機雷を除去することが求められます。
現代の掃海艇は、感応機雷に対するため、艇体が非磁性化され、無人遠隔作業機等の特殊な装備を有し、将来的には、無人艇の活用も検討されていますね。
掃海艦・大型掃海艇などは外洋域において、深深度機雷などに対処しています。
掃海母艦とは
掃海母艦(そうかいぼかん)は、、掃海作戦時に海域の安全を図るため、掃海用航空機や掃海艇の母艦として、燃料や物資の補給などを行うと共に、それらの司令塔としての機能を果たす艦船を指します。
海上自衛隊が『うらが型』を運用しており、時に国内外への災害派遣にも活用され、その際は救援物資の輸送や被災者への支援などを担っていますね。
ミサイル艇とは
ミサイル艇は、艦対艦ミサイルを主兵装とする高速戦闘艇。
当初は魚雷艇から発展させたものが多く、魚雷発射管を備えた艇もあり、後には耐航性の向上のために大型化が進められております。
海上自衛隊では『はやぶさ型』が該当するでしょう。
ちなみに、はやぶさ型の最高速度は44ノットとされています。(1ノットは約1.85km/h)
輸送艦とは
輸送艦は、陸上や他の船舶に対して武器弾薬や人員を輸送するための軍用輸送船の内、国際法上の軍艦にあたる艦艇の事。
日本では、大型のものを輸送艦といい、小型の場合は輸送艇とよばれることが多いですね。
海上自衛隊では『おおすみ型』などが該当するでしょう。
エアクッション艇とは
エアクッション型揚陸艇は、アメリカ海軍と海上自衛隊で使用されているエアクッション型揚陸艇(上陸用舟艇)の事です。
『Landing Craft Air Cushion』の頭文字からLCAC(エルキャック)と通称されており、海上自衛隊では『エアクッション艇1号型』として配備されております。
以上、重複しますが、今回ご紹介しましたのは、いわば初心者編です。
ですが、最も有名な水上艦艇だけで、これだけの船が我々の海を日々守ってくれているとは、何とも感慨深いものがありますね。
image Credit:
海上自衛隊ホームページ
https://www.mod.go.jp/msdf/
https://ja.wikipedia.org/