スナイパー、はサバゲー好きでなくともご存じのかたは多いはずです。
しかし『スポッター』は意外と知られていないのかもしれません。
よく映画などではスナイパーに同行して何やら望遠鏡のようなものをのぞき込んでいるスポッター。
彼らは一体どんな役目を担っているのでしょうか。
スポッターとは
スポッターとは和訳すれば『観測手』となり、軍事用語としましては、狙撃兵へ目標、着弾点等の情報を伝える補助者となります。
現在の軍のスナイパーは基本的に、スポッターとツーマンセルで行動します。
その名の通り、スナイパーの狙撃を手助けするための観測を行う事が仕事ですが、スポッターの役割はただ標的を観測するだけではありません。
スポッターの仕事
スポッターはフィールドスコープ、レーザー距離計、風速計、またはそれが一体となった光学機器で標的を観測し、標的までの距離や角度、風、天候、その他懸念事項などあらゆる状況を観測します。
そして観測したデータを伝え、それらのデータをもとにスナイパーは狙撃を行い、狙撃が終わると射撃結果を観測します。
外れた場合は修正データをただちに計測する必要があります。
また、当然ながらスナイパーは狙撃時、標的に対し全集中しており全くの無防備状態になります。
視界外から敵に接近されたら気づかないかもしれませんね。
そのようなスナイパーを自動小銃などを所持して守り、安心して狙撃ができるようにするのもスポッターの重要な仕事です。
あるいは、狙撃を行う上で適切なライフルの置き場所が無い場合もあるでしょう。
そのような時はスポッターの肩などを台代わりにしてライフルを置いて狙撃を行います。
フランカー(flanker)について
近年ではスナイパー、スポッターの他にフランカーという3人目のメンバーを置く事がアメリカ陸軍、海兵隊の狙撃チームでは一般的になりつつあります。
主な役割はスナイパーとスポッターを守る事で、スポッターにもスナイパーを守る役割はありますが、狙撃時では両者が射撃と観測に集中しており、実際は周囲に気を配る余裕は少ないとも言えるでしょう。
フランカーは射撃時のセキュリティの全責任を負います。
非常に便利なフランカーですが、全ての狙撃チームに必ずしもいる存在ではなく、スナイパーとスポッターの心理状況に大きな影響を与える必要がある場合に優先的な配備がなされております。
以上のように、実戦の狙撃チームではツーマンセルからスリーマンセルへの移行期にあたります。
サバゲーでも今後プレイスタイルは変わってくるかもしれませんね。
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