アポロ11号の月面着陸で使用されたコンピューターが腕時計として生まれ変わる【The DSKY Moonwatch】

英国のスタートアップ企業であるApollo Instruments が、アポロ計画の遺産と最先端テクノロジーを融合させた革新的な腕時計「The DSKY(Display and Keyboard)Moonwatch」の日本市場での発売を発表しました。
すでに世界31か国で高い評価を得ている「DSKY Moonwatch」は、宇宙愛好家や高級時計コレクター、そしてテクノロジーの先駆者たちを魅了しています。
その中にはApple共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏や、マサチューセッツ工科大学(MIT)のソフトウェアエンジニアであり、大統領自由勲章受章者でもあるマーガレット・ハミルトン氏などの著名な人物も含まれています。
彼らのテクノロジーと宇宙探査への輝かしい貢献が、まさにこの腕時計へと反映されています。

日本では、精密工学が「ものづくり」の精神の一部として尊ばれ、緻密な職人技や本物のデザインへの深い敬意があります。
「DSKY Moonwatch」は、こうした日本の文化的価値観と見事に調和しています。
ミニマルでありながら革新的なデザインを愛する日本の消費者にとって、この時計の本格的な美しさと洗練されたプログラム機能は魅力的に映ると考えています。
この製品は、単なるコレクター向けの腕時計ではなく、プログラマーやエンジニア、そして宇宙愛好家たちがアポロ誘導コンピューターに触発されたオープンソースのプラットフォームを使用した自らのアイディアを形にするためのデバイスであり、革新への扉を開く存在でもあります。

 

◆ 「DSKY Moonwatch」の開発背景

「DSKY Moonwatch」は、人類史上最大の冒険であるアポロ11号の月面着陸へ敬意を表し、常識の枠を超えて夢を追い求める人々のために作られた腕時計です。
その理念はすでにNASAの関係者やシリコンバレーの先見者たちの共感を得ており、時計の真の価値と独自性が高く評価されています。
そして今、日本もこのエンジニアリングの偉業を称えるイノベーターやコレクターのグローバルなコミュニテに加わり、技術と高級時計の分野で新たな時代を切り開こうとしています。

Apollo InstrumentsのCEO・マーク・クレイトン氏(以下「クレイトン氏」)によるコメント
「この度、DSKY Moonwatchを日本で発売できることを大変嬉しく思います。日本は、世界をリードする技術大国であると同時に、精密さ、革新性、そして ストーリーテリングの伝統を大切にする国です。今回のローンチは、日本の皆様にとって宇宙の歴史の一部を手にする貴重な機会であり、さらなる創造的な革新を生み出し続けるストーリーに貢献するまたとない機会となります」

 

◆ アポロ計画のコンピューターが腕時計サイズに

NASAのアポロ宇宙船が月に向けて打ち上げられた際、ブリーフケースほどの大きさの2台のコンピュータが搭載されていました。
当時、これらのコンピュータは通常、数部屋分の広さを必要とするサイズでした。
しかし、これらのコンパクトなデバイスは、小型でありながらも、地球から月までの宇宙飛行士を誘導するのに十分な処理能力とメモリを備えていました。

それから55年、Apollo Instrumentsは、このアポロ誘導コンピュータ(以下「AGC」)をさらに小型化し、腕時計サイズに縮小することに成功しました。宇宙飛行士が司令船と月着陸船で使用していた、DSKY(「ディスキー」)の愛称で呼ばれるこのディスプレイとキーボードシステムを今や誰でも腕に装着できるのです。
クレイトン氏は「DSKY Moonwatchは単なる時計ではありません。アポロ計画の宇宙飛行士たちと同じようにユーザーが実際に操作できるのです」と述べています。

 

◆ 名詞と動詞を使った新しい操作体験

アポロ計画の宇宙飛行士とAGCとのインタラクションは、その小型化と同様に画期的なものでした。
MITは、当時のコンピューターにおいて一般的だった数千ものパンチカードや、多数のスイッチとライトの代わりに、ユーザーが動詞と名詞のコードを入力することでルーティンを実行できる初期のディスプレイとキーボードシステムを開発しました。

現代のポイント・アンド・クリックの操作に慣れている人にとって、AGCの手法は理解するのが難しいように思えるかもしれません。
基本的に、「動詞」は実行するアクションを、「名詞」は操作対象となるデータを定義します。
「DSKY Moonwatch」では、動詞と名詞のコードを使用することで、時計の時刻、日付、アラーム、ストップウォッチ、GPSナビゲーション機能を調整でき、本格的なDSKY体験を可能にします。

◆ 月を超え、想像の世界へ

この腕時計のオープンソースのコアコードは、ユーザーの使いやすさを考慮して開発されており、プログラマーに幅広い可能性を提供します。
AGCで使用していたオリジナルのソースコードを「DSKY Moonwatch」に移植することは、クレイトン氏が考える腕時計とのインタラクションの一つに過ぎません。
彼は「ユーザーは独自のカスタムコードをアップロードすることもできます」と述べ、「ユーザーの想像力次第で、可能性は無限に広がります」と語っています。

AGCとDSKYは、宇宙探査とコンピューティング技術の両面において画期的な進展をもたらしました。
これらがなければ月面着陸は実現しなかったといえるでしょう。クレイトン氏と彼のチームにとって、「DSKY Moonwatch」の目標は、「ミニチュアの宝石」を作り上げることでした。
アポロ計画の精神と体験を再現するレプリカとして、彼らはこの腕時計を作り上げたのです。

◆ Apollo Instrumentsについて

Apollo Instrumentsは、宇宙の遺産と最先端のイノベーションを融合させ、「DSKY Moonwatch」を開発した企業です。
アポロ誘導コンピューターに着想を得たこの革新的な腕時計は、電子工学とソフトウェア開発の分野で活躍していた元F1の専門家2名とともに、緻密に設計されました。
宇宙愛好家、エンジニア、そして時計コレクターのために作られたDSKYは、人類の創意工夫と探求の精神を体現しています。
MITとNASAのオリジナルのアーカイブ図面を基に、クレイトン氏とそのチームはDSKYの縮小化に着手しました。
「私たちは、非常に精緻で小さなものを作るために、製造機器の限界に挑戦していたのです」とクレイトン氏は語っています。

5年以上もの歳月をかけて開発されたApollo Instrumentsの「DSKY Moonwatch」は、アポロ11号月着陸船に搭載されていたDSKYを4.6:1の縮尺で再現し、フォントやバックライトの色合いまで忠実に再現しているのが特徴です。
素材の品質と精密な製造技術にこだわり、「DSKY Moonwatch」は、軍用グレードのセラミックコーティングを施した頑丈な316Lステンレススチール製ケースと、本場イタリア製のナッパレザーストラップを採用しています。

クレイトン氏は、「私たちは、こだわりの強い時計コレクターと宇宙愛好家の両方にとって魅力的な高品質な製品を作りたかったのです」と語り、「この製品を完璧に仕上げるという責任の重さを強く感じていました」と述べています。

 

◆ DSKYに対する世界の評価

この革新的な新しい腕時計は、ムーンウォッチのジャンルを完全に再定義する。Apollo Instrumentsの「DSKY Moonwatch」は、宇宙船とそれを作る航空宇宙エンジニアへのラブレターだ。
– Gear Patrol (米ライフスタイル誌)

「DSKY Moonwatch」は、ミニ・アポロ宇宙コンピューターを人々の手首に届ける。
– Dezeen(英国建築・デザイン誌)

競争が激化する時計業界の中で、この腕時計はひときわ目を引く。
– IMBOLDN(米オンラインメディア)

 

APOLLO INSTRUMENTS LTD
Webサイト:apollo-instruments.com


引用元:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000158760.html


 

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