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【電動ガンカスタム初級編】メンテナンスの基本、モーターのチェック項目と交換方法【ver.2版】


投稿者:乾 宗一郎

電動ガンは文字通り電気で動きますが、その要となるのがモーター
多くの電動ガンではグリップに入っており、バッテリーからの電流をトリガー(スイッチ)で制御して、モーターを回転させてピストンを圧縮→BB弾を発射します。


それだけにモーターにかかる負担は大きく、何万発も使い込んだ個体ではモーターが本来の性能を発揮していないこともしばしば。特に一部の電子制御基盤を使うと、アクティブブレーキでモーターを強制的に停止させるため、本来の寿命より短命になってしまうこともありえます。

そこで今回はユーザーの多いM4(AR)を例として、モーターの取り出し方法と簡単なチェックをまとめてみました。スタンダード電動ガンでも次世代電動ガンでも手順は変わりません。
「最近セミオートのレスポンスが鈍くなったかな?」と思ったら、まずはモーターをチェックしてみましょう。

●モーターの取り外し
底部のフタを外す

ver.2のメカボックスではモーターはグリップとロワーフレームを介してメカボックスに取り付けられています。なので、まず底部のフタを外します。
ネジは六角だったりプラスだったりと銃によって違うので、きちんと合った工具を使いましょう。前後のネジを外したらスプリングの圧力で外れます。
機種によってはフタにモーター位置調整用の丸い金属板が入っている場合があるのでなくさないようしましょう。

モーター配線の端子を外す

赤と黒の絶縁チューブに包まれた端子がモーターに差し込まれています。
ここはラジオペンチで横から挟んで垂直に引き抜きましょう。

差し込まれている端子は薄い金属板を折り曲げたものなので、グラグラ揺すって抜くと簡単に折れてしまうので要注意。同時にどちらの端子にどの色が差し込まれていたのか覚えておきましょう。
なお、一部の海外製電動ガンは差し込み端子ではなくハンダ付けされていることもあります。この場合はハンダゴテが必要になります。

モーターの取り出し

端子を外したらモータのエンド(後端部)をつまんで引っ張って抜きます。

グリップ自体はこの奥の2本のネジ(一部海外製は4本)で止まっています。
グリップも交換したい!という場合はこれを外して付け替えればOKです。

●モーターのチェック

まずはエンド部から見える銅色の部分(コミュテーター)を見てください。
ここがブラシと通電してシャフトを回転させますが、焼けた色をしていたり段差がつくほど摩耗していたらそろそろ寿命と考えられます。
ラジコン用のモーターや一部の電動ガン用モーターは分解して消耗した部品を交換できますが、東京マルイのモーターは分解できません。清掃してもトリガーのレスポンスが復活しない場合は新品に交換しましょう。
EG1000モーターは3,000円ほどで単品購入できます。

先端のピニオンギアもチェックします。

ここはベベルギアと接して、シャフトの回転方向を90度変更する重要なパーツ。
固いベベルギアに接しているのでそれなりにすり減ります。定期的なチェックは欠かせません。

ギアの山が尖って薄くなっていないか確認したら、写真のようにグリスを塗っておきましょう。
使用するのは高粘度のもの(マルイ純正グリスなら赤いチューブ)で、筆などを使ってできるだけ薄く塗るようにします。

●モーターの装着方法

基本的には取り外しの逆の手順になります。
まずモーターの向きと配線の位置をチェックしてスポンと押し込みましょう。
モーター端子付近に赤いマーキングがある方がプラス端子です。
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端子の極性を確認したらまっすぐに指で差し込みますが、モーター側の端子をラジオペンチでちょっとだけナナメにひねっておくと配線がフタなどに引っかかりにくくなります。

フタの取り付け

スプリングの力がかかっているので、指で押さえながら前後2本のネジを均等に回しましょう。

ピニオンギア位置の調整
モーターのピニオンギアとメカボックスのベベルギアは適正な位置で接する必要があり、モーターをいったん外すと再び調整する必要があります。
これがズレているとノイズを発したり抵抗になることも。ピニオンギアの減りも早くなります。

調整方法は簡単で、トリガーを引きながらグリップ底部中央のネジを回すだけ。
適正な位置で動作させると「ギャッ!」というギアノイズがもっとも小さくなります。
セミオートでおおまかに位置を合わせたら、フルオートでトリガーを引きっぱなしにしてネジをグリグリ回して最も静かな位置に合わせます。
この時マガジンは装着せず、チャンバー内にBB弾が残っていないか必ず確認してから動作させてください。

ピタッと決まったら瞬間接着剤を「ほんのちょっとだけ」垂らして固定。写真のような極細ノズルや針の先などで塗るとちょうどいいと思います。
ドバっと付けると二度と回せなくなるので慎重に点付けしましょう。

これで完了です。お疲れさまでした。

モーターは外すたびにピニオンの位置調節などの手間がかかりますが、マメにモーターのコンディションを把握しておくのに越したことはありません。
逆にモーターに異常がないのにトリガーがニブければ、「多分トリガーのスイッチが問題なんだな」という目安にもなります。

海外製電動ガンの調整項目として「東京マルイのEG1000モーターへの交換」は非常に有効ですが、その作業は今回のように簡単にできます。
あるいは「ハイスピードモーター」や「トルクモーター」への交換も同様にできるはず。東京マルイが「サマリウム・コバルトモーター」の単品発売を発表しましたし、モーター交換の方法は知っておいて損はありません。

未経験の人はぜひ挑戦してみてください。
今以上に自分の電動ガンへの愛着が湧きますよ!

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WRITER PROFILE

乾 宗一郎

乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。...

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