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Newsエンタメ 2016.11.04

帰ってきた酔っぱらい!狩野健一郎の「プロファイリングだよ! おっかさん!」Profile #2 『ヒューマン・トラフィッキング I.C.E.人身売買捜査官』

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投稿者:やまだ ぞんび

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《WARNING》
本連載で取上げる映画作品は、必ずしも鑑賞を勧めるものではございません。

 


帰ってきた酔っぱらい!
狩野健一郎の
「プロファイリングだよ! おっかさん!」
Profile #2 『ヒューマン・トラフィッキング I.C.E.人身売買捜査官』

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「プロファイリングだよ! おっかさん!」——それは、筆者選りすぐりのB級アクション映画に登場する、ある1人の人物にスポットを当て、筆者自身が独断と偏見の眼でペロンとプロファイリング! 果てに炙り出されたその登場人物の赤裸裸な性向を、時には模範に、また時には反面教師として、我らが人生をサバイバルする上での糧に供そうとする試みである。

 世の中には様々な職業があり、それぞれ分野ごとに“プロフェッショナル”たちがいる。映画や漫画の主人公となるのは、こういったプロフェッショナルたちが普通だろう。視聴者はそれが当然だと思い映画を見ているが、時々「あれ!?」という作品に出合う時がある。映画『ヒューマン・トラフィッキング I.C.E.人身売買捜査官』に出てくるマイク・ジョンソンは、ICE捜査官という華麗な肩書を持ちながら、見た目は普通におじいさんだ。見た目だけじゃない。足腰もおじいさんなのだ。そんな彼の活躍を我々に見せて、この作品は何を伝えたいのか。まずはマイク・ジョンソンの人物像を紐解いていき、作品の意図を探っていく…。

[Profile]
名前:マイク・ジョンソン(レイモンド・オニール)

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性別:男
年齢:推定65〜70歳
職業:ICE捜査官
女性遍歴:現上司のシーラ、地元TV局のレポーター他
血液型:推定B
身長:長身痩躯

[グレート・ピックアップ・ポインツ!]
見た目がじじいだ。
服装が垢抜けない。
格闘シーンでは常に足元が覚束ない。
日によって動きのキレにムラがある。
射撃が下手だ。
独り言が多い。
女性とコトに及ぶ際の指針は「選ばず、成り行きで」(テクニックはあるらしい)。
選ぶ女性は皆年相応。

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[考察]
マイクの独り言が多いのは独居が長かったせいだろう…。
徹夜の尾行や、シンジケートのボディガードを相手に拳を交える日々を送るにしては、やっぱり足腰が弱い。そのせいで反撃を受けた際の「やられ感」がハンパじゃない。“高齢化社会”に対するアンチテーゼが作品に込められているのだろうか。
女性とコトに及ぶ際に放った「選んでない。成り行きだ」の台詞から推察するに、ICEの仕事もどこか成り行きでやってる感がある。それを見透かされているのか、元同僚にして元恋人、そして今ではICE局長にまで出世したトリッシュに「いつも判断を誤るから、私みたいに昇進出来ないのよ!」と面罵されていた。そんな彼を、我々は反面教師として見ることができるだろう。
“ICE捜査官”という立派な肩書のくせに、やたら拳銃を持った悪党に背中を取られるマイク。しかし、作中では元特殊部隊のキーファー、女性FBI捜査官のキャロルといった謂わば本職の人たちも同様に背中を取られまくっているので、これはB級アクション映画の見せ場の1つ・「志村、後ろ!!(@ドリフ)」方式と見ていいだろう。鑑賞者は憤ることなく、むしろ歓迎すべき様式美であることを認識する必要がある。
マイクではないが、人身売買の現場をスクープしようと誘拐されて集められた若い女性に紛れ込んで人身売買市場に単身潜入した、媼レポーターの度胸には喝采を送りたい。しかし、キャップを目深に被ったところで、案の定即見つかってしまう。見た目に加えてたぶんナフタリンの香りが強くしたんだと思う。

[補足]
CIAやFBIと違い特に我々日本人にはまだ馴染みの浅いICE(Immigration and Customs Enforcement、移民税関執行局)は、アメリカ国土安全保障省傘下の1組織で、その主な任務は不法滞在外国人の取り締り。
同じICEを取上げた作品に『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』(2009)があり、主人公のマックスを演じたのはハリソン・フォード氏である。
主演・脚本・プロデューサー・編集の4役をレイモンド・オニール氏が兼任することから、正に「レイのレイによるレイのためのアクション映画」と呼べる本作。その彼の熱意と行動力をちっぽけな私は羨望するのです。
作中で地に足の着いた演技を披露するのは、“ハリウッドのホタテマン”ことマイケル・マドセン兄貴ただ一人だった。
いつか当連載(なるか?)で、マイケル・“ホタテマン”・マドセン兄貴を取上げるのが私の夢です。

[総評]
かくいう私も、どちらかと問われればマイクと同じ“成り行き型”。つまり、そう遠くない未来に待ち受けるのは「侘しい老後生活」だ。そんな風に思うと心底ゾッとして、観賞後に私は「今後自分は選んで行くんで、どうか人様並みの老後を迎えられますように」と、神棚に向かって両手を合わせていた。さらに老マイクを見て「老いは足腰から始まる」と、そう確信した私は、早速一昨日から筋トレをスタート。さあ、皆さんも、私と御一緒に汗をたくさんかいて、執拗に下(しも)の半身ばかりを鍛えませんか?! はい、まずはスクワットを15回×3セット/1日から!
【映画タイトル】
『ヒューマン・トラフィッキング I.C.E.人身売買捜査官』

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【作品・DVDデータ】
2013年/アメリカ/原題:ICE AGENT/94分/発売元:ジャスティ/発売日:2014年4月25日/価格:540円

【ストーリー】
ベネズエラの人身売買組織を追うICEのベテラン捜査官マイク・ジョンソン(レイモンド・オニール)は、シンジケートから濡れ衣を着せられた上で爆殺されそうになった裏社会の金融屋カルロス(マイケル・マドセン)を懐柔して、組織への潜入を試みるが……。

【映像リンク】

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やまだ ぞんび

やまだ ぞんび

長い歴史をもつミリタリー雑誌『コンバットマガジン』のチームの一人。人生のモットーは「いきなりホームランを打てるバッターなんていない」。徐々に徐々に着実...

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