【映画NEWS】注目の戦車映画『フューリー』の監督&制作陣のこだわりがハンパない!

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11月より公開されるブラッド・ピット主演の話題の戦車映画『フューリー』
前回のニュースでは、この劇中に登場する戦車が実物だった!という事実が判明しましたが、今回は海軍経験がある監督をはじめ、制作陣が作品へのこだわりを語ったコメントを発表したのでご紹介したしましょう。

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1  元アメリカ海軍の経歴を持つデヴィッド・エアー監督による当時の忠実な再現
ロサンゼルスの警官の危険な任務と友情をドキュメンタリータッチで描いた『エンド・オブ・ウォッチ』(12)を撮影した際には、「僕は技術的に完全主義者だから、細かい所も全部正しく描きたい。車も、制服も、外見も、態度も、作戦も、行動も、身体的特徴も。警官が映画を観たあとで僕に『完璧だったな』と言ってもらえるようにね。それで僕は報われる」と語っているように、完全主義者のデヴィッド監督。17歳でアメリカ海軍に入隊し潜水艦の乗組員だった経験がある監督は、今回も戦闘シーンで、世界で唯一稼動状態にあるティーガー戦車など、本物の戦車を使用するために粘り強い交渉を行い、戦車操縦訓練の際にはブラッド・ピットを含む、戦車“フューリー”に乗る5人の俳優陣に常に団体行動させるなど、リアリティへの徹底したこだわりをみせている。

2  制作者全員が見せた、戦車の内部の部品にまでも“本物”にこだわった情熱
プロダクション・デザイナーのアンドリュー・メンジース「戦車の内部にも、全て本物の部品を使用しているんだ。」と自信を持って説明。また、作品にリアリティを出す上で一番苦労したことについては、軍事監修のオーウェン・ソーントンが撮影中のエピソードを語ってくれた。「壁をじっと見ていたら、配水管のパイプが見えてバーコードがその上に貼られていたんだ。その時、はっと思った。第二次世界大戦中にバーコードは存在しない。ここにあってはいけないんだ!ってね。思わず泥を一掴みして投げて隠したよ。」と撮影開始直前まで全員がリアリティを追及していたのです。

 3 本物の兵士に!過酷な撮影現場で見せる実力派俳優たちの役者魂!!
ロンドンでの撮影に入る前、LAに4人の退役兵士を招へいし、プロデューサーもマスコミもいない場で、役者たちと彼らによるディスカッションが行われた。素晴らしい4人の知識と経験に感嘆し何時間も話を聞いた役者たちは、その経験を活かし見事な演技をみせている。軍事監修の1人であるデビッド・スティング・リー「泥の中を歩き回り、砲弾が当たらないように隔離された牛のそばを過ぎて、けたたましい鳴き声のする牧場を駆ける戦車の間をくぐり抜ける撮影は、本当に大変なものだった。ブラッド・ピットは、遠くから見ると、疲労しているというよりも、セレブではない逞しい1人の兵士だった。セットの中で役者たちに話しかけることができなかったのは、彼らがまさに、故郷に帰ることのできない過酷な状況の兵士たちそのものだったからだ。」と語っています。

[youtube]http://youtu.be/fmGtypfo3d4[/youtube]

<ストーリー>
1945年ヨーロッパ戦線。連合軍がドイツに侵攻を進める中、【激しい怒り】を意味する“フューリー”と名付けられたシャーマン戦車に乗る、5人の米兵がいた。繰り返される戦闘の果て、300人ものドイツ軍に包囲された彼らは、無謀にも立ち向かう決意をする。一瞬一瞬に命を懸けた極限状況の中、彼らは何に“怒り”を抱き、戦い続けたのか―。何故、死をも意味する戦いに自ら挑んだのか―。そして、彼らの覚悟の果てに待つ運命とは―。臨場感溢れる迫力の映像と、魂を揺さぶる感動で贈る戦車アクション超大作。

監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル
配給:KADOKAWA    cNorman Licensing, LLC 2014
公式サイト:fury-movie.jp
公式Twitter:https://twitter.com/fury_jp 
公式Facebook:https://www.facebook.com/fury.jp

徐々に情報が明らかになる『フューリー』。
筆者も『エンド・オブ・ウォッチ』を見ましたが、かなり作り込まれた作品で、フィクション作品ながらまるでドキュメンタリーを見ているような緊迫度で泣かされたなぁ。
本作も、期待十分です!

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横須賀 敦史

1978年生まれ。酒(ウィスキー&ラム)とプロレスとバカ映画をこよなく愛す中年男子。サバゲーでは、ついつい前に出たくなり、わりとソッコーでヒットされてしまうのであまり戦力にならない。記者歴は丸13年(2014年現在)で、撮影と執筆担当。取材に行くのが三度の飯と同じくらい好き。学生時代は戦場カメラマンになりたかったが、「サバゲーを撮る」という、とっても安全かつピースフルな形で夢を叶えた。

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