実物大戦車プロップや貴重な軍用車両を常設展示するプライベートミュージアム!!「社長の小部屋」が4月5日(土)より一般公開されたよ!

古き良き軍用車両にロマンを感じる、そんなアナタに朗報です。

静岡県御殿場市で自動車整備・販売・出版業を営む株式会社カマド小林社長
軍用車両のレストア記録などを綴ったマニアックなブログ「社長の小部屋」は軍用車両やミリタリー好きの大きなお友達に人気のブログです。

その人気からか、平成23年にはひょんなことから手に入れた1944年製のドイツ軍小型半装軌車「ケッテンクラート(SdKfz.2)」をレストアする様子などをまとめた「ケッテンクラート解体新書」を出版するまでに!!
この書籍はマニアの間で話題となり、一般人にはおなじみではない車両ながら、テレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」でも取り上げられました。

ケッテンクラート解体新書 2011年6月号 雑誌 : オンライン書店e-hon

そんな小林社長のもとには当然「車両を見たい!」といった希望が多く寄せられるようになり、今回のプライベートミュージアム「社長の小部屋」をOPENする運びとなったそうです!

こちらがミュージアムの外観。小林社長が代表理事を務める NPO 法人「防衛技術博物館を創る会」の連絡事務所も兼ねて、4 月5日(土)より毎週末に一般に公開さております。
Copyright ©NPO法人「防衛技術博物館を創る会」撮影記録係

 

今回のオープン時には、旧日本陸軍のくろがね四起を展示。

四起とは四輪起動の略。制式名称は九五式小型乗用。1936年(昭和 11年)から生産が開始され、太平洋戦争の終結までに当時としては驚くほどの 4,500台以上という大量の数が造られました。しかし次々と戦場に送られ、戦後は復興のために使い潰されたため、現在国内で確認出来るのは石川県・日本自動車博物館の後期型一台のみです。今回見つかった初期型は、車体の大きさやフロント部分の形状などが後期型と大きく異なります。初期型は軍用車として誕生しながら、実に優美なスタイルをしています。とても兵士を乗せて戦場を駆けまわる目的で作られた自動車とは思えず、小型スポーツカーといってもおかしくありません。また、世界で初めての量産小型四輪駆動車であり、有名な米軍ジープよりも数年早く登場しています。日本の自車技術史上、極めて重要な地位を占めているといっても過言ではないでしょう。
(NPO法人「防衛技術博物館を作る会」プレスリリースより抜粋)

こちらは当時のくろがね四起の写真。

出典:https://readyfor.jp/projects/kurogane4ki

そしてこちらがレストア予定のくろがね四起。貴重な初期型の現存車両は国内では小林社長が所持するこの1台のみとのこと!この車両をレストアするためにクラウドファウンディングREADY FOR?で費用を公募中とのことです。

Copyright ©NPO法人「防衛技術博物館を創る会」撮影記録係
是非レストア後の車両が見たいです!!
そして日本の車両技術の夜明けに思いを馳せたいものです。
これがまた走れるようになるとか胸熱です。

他にも、同年代に活躍した米軍のウィリスジープ、ドイツ軍のキューベルワーゲンなどが皆さんの来場を待っていますよ!


Copyright ©NPO法人「防衛技術博物館を創る会」撮影記録係

また、4月5日に行われていたオープニングセレモニーには、同社が保有する静岡市消防局払下げの震災工作車や、映画撮影用に製作された実物大プロップの九五式軽戦車も展示されておりました。
(写真は実物大プロップの九五式戦車)

Copyright ©NPO法人「防衛技術博物館を創る会」撮影記録係

ミュージアムにはグッズ販売のコーナーもありますよ。
Copyright ©NPO法人「防衛技術博物館を創る会」撮影記録係

床面積 100 平米ほどのコンパクトな博物館ながら、季節ごとにテーマを決めて収蔵車両を入れ替える予定とのことなので何度いっても楽しめそうですね!

◆プライベートミュージアム「社長の小部屋」
住所:御殿場市竈 1042-2
入場料:無料(ドネーション制*募金箱への寄付制)
一般公開日
毎週土曜日 13 時~17 時
毎週日曜日 11 時~16 時

【お問い合わせ先】
株式会社カマド内
NPO 法人防衛技術博物館を創る会
事務局 吉田清忠
TEL : 0550-82-2854(呼出し)
E-mail:tank@k-m-d.co.jp

◆くろがね四起修復計画
【お問い合わせ先】
株式会社カマド内
NPO 法人防衛技術博物館を創る会
担当 小林 雅彦(代表理事)
TEL:0550-82-2854(呼出し)
E-mail:m.koba@k-m-d.co.jp

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サトウ トミ

さばなび編集部女性ライター第一号。ゆるい記事から真面目な記事まで独自の視点で”サバイバル”を伝えていく。インタビューが生き甲斐で、サバゲーマー=人の魅力に興味津々なアラサー。サバゲー歴は3年程度だが最近のメインウエポンは専ら拡声器。

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