IWA2014リポート~その33:世界的な大手エアガンメーカーCyberGun編

我々が手にするエアガンは基本的に実銃をモデルアップしたもので、そこには実銃と同じく刻印が入っています。しかし、モデル化や刻印に関しては実銃メーカーの許可が必要で、基本的にライセンスを取得して製品化されています(一部そうじゃないものもありますけど)。
このような実銃のライセンスを数多く所持しているのがCyberGun
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日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的に見ると最大規模のエアガンメーカーともいえます。ただ、自社の工場で・・・というわけではなく、ライセンスを降ろした先のメーカーに生産させるというカタチをとっています。
今回のIWA2014にも大きなブースで出展していたので、この様子をリポートしましょう。

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CyberGunが所持する数多くのライセンスの中にはCOLTがあります。
つまりARと1911をモデルアップして刻印を入れるにはそれが必要ということですね。

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SIG SAUERで注目はSIG556シリーズ。ガスピストンのARクローンです。

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ARとくればお次はAK。KALASHNIKOVのライセンスはCyberGunが所持しています。
クリプテックカラーのSVDはかっこいいですね。

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珍しいところではFA-MASのライセンスも。
実銃は民間モデルが(ほとんど)なく造兵廠で製造されています。

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FNのFALとM240もモデルアップ。KAやEcho-1の製品でしょうか。
つまりちゃんとCyberGunのライセンスを使っているということですね。

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FNといえばSCAR!ですが、これはCyberGunオリジナルのエアコッキングモデル。
1kgちょっとで軽量ながら、ほぼ1Jのパワーでかなり飛びます。これは日本でも販売して欲しいですね。

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フランスのPGMが製造する「PGM-338」はARES製。ガス方式のボルトアクションです。

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SIG傘下のBLASERの「R93」。KAの製品でストレートボルトアクションが特徴です。

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GSGブランドの「G14」。G36をSFっぽくしたようなデザインでかなりかっこいい!
電動ガンで3バースト機能が付いています。これはアリですね。

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CyberGunはINOKATSUブランドも所有しており、新たなガスブロM4が展示されていました。
相変わらずの完成度というか、一見するとリアルガンにしか見えません。
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特別にケースから出して見せてもらいました。
この刻印のカスレっぷりはさすが!といったところ。素材はちゃんと鍛造アルミのようです。

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INOKATSUブランドの次期新作は電動ガンのAKM
これは期待せずにはいられません。

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オールスチール製のガスブロP229も展示。
SHOTSHOW2014でも展示されていたやつですね。
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これもどう見ても実銃です。
フルスチールでCO2ドライブなので、日本での販売はまちがいなくNGでしょう。

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同じくイノカツのフルスチール1911。ミリタリーのA1バージョンです。
この雰囲気は本当にすごかったです。

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CyberGunブランドのS&W M&P。40S&Wバージョンのガスブロですが、これは国内でも大丈夫なはず。
ごく少数が国内に入っていたM&Pコンパクトに続くフルサイズモデルです。

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CO2ブローバックのFN Five-seveN。マルシン製で国内バージョンの販売も間近だとか。
真冬でも撃てるガスブロということで期待のモデルです。

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CO2仕様のCOLT PYTHON。かなりリアルなルックスですが、パワーは1.2Jくらいあるそうです。

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SHOTSHOW2014にもあったターゲットシューティングシステム
センサー付きのターゲットをPCに接続し、プレート中心部のLEDの点灯とヒットスコア、トータルタイムなどを競うゲームができます。
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ブース内には凝ったセッティングの試射レンジがありました。
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エアガンなら屋内でも手軽に楽しめますね。
このシステムはぜひ日本でも発売してほしいです。

こちらがIPSC世界チャンピオンのEric Grauffel氏のデモンストレーション。
[youtube]http://youtu.be/rAIgjVyAjjM[/youtube]
12個のターゲットを8秒台で華麗にクリア!

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SIGなどを傘下とするSWISS ARMSブランドは1870年から続く歴史があり現在はエアガンアクセサリーやBB弾など身近な製品も各種取り揃えています。
これらもまとめてCyberGunが取り扱っています。

さばなび的にはINOKATSUブランドが復活したことと、ガスブロM&Pの発売に注目したいですね。
なお、一部でウワサのFNX-45の試作品は展示がありませんでしたが、facebookに写真が公開されたので近々に発売されると思います。
どの製品を見てもリアルな刻印はファンとして押さえておきたいラインナップです。

CyberGun:http://www.cybergun.com

 

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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