【初心者参考特集】いまさら聞けない!サバゲ無線講座・その1 特小無線機はどれを買えばいいの?

皆さんはサバゲで無線機を使っていますか?
「装備はしているけど実際に交信することはほとんどない」という人も多いのでは?
また、「無線機を買いたいけど、どれがいいか分からない」という人もいるでしょう。

そこで今回は、「はじめての無線機選び」をお送りします。

無線機といってもこういうの↑じゃありませんw
日本国内で免許不要で誰でも使えるのは「特定小電力トランシーバ」、通称「特小」という無線機です。
特徴としては「免許や登録が不要」に加えて「出力が10mW」。
交信可能距離は市街地で100~400m、見通しでは数km届きます。
また、山頂と高層ビルなどの好条件では数10~数100kmもいけるとか。
サバゲのフィールドでは丘の影でない限り、まず電波は届くと思います。

そんな特小の代表的な現行機種は以下のとおり。
実勢価格は10,000~13,000円といったところです。
なお、ダミーラジオとかヘッドセットとかはまた今度の機会に。
今回は純粋に無線機(特小)についてです。

アイコム IC-4008W

一世代前の古い機種ですが、今でも人気が高く使用者が多いですね。単3形乾電池を3本使用します。

その特徴の1つは回転式のアンテナ。かさばらず持ち運び中に折れたりしません。
各メーカーとも回転式アンテナ+日常防水モデルをラインナップしています。
ディスカウントストアや家電量販店などで買える特小は、だいたいこの手の機種です。

もう1つの特徴はマイク/イヤホン端子が上面にあること。
ヘッドセットやスピーカーマイクをつないでもジャマになりません。
使いやすく人気もありましたが、最近では新品の入手は難しくなっています。

アイコム IC-4100

IC-4008Wの後継機がIC-4100。こちらも単3形乾電池×3本のタイプ。
とりあえず現行機種で入手は簡単ですが、サバゲではちょっと不人気です。
その理由は…

マイク/イヤホン端子がヨコにあるから。
コネクタが出っ張るので、ポーチやダミーラジオに入らないのです。
うーん、これはアカン。

アイコム IC-4300
現行の最新機種がこのIC-4300。固定アンテナです。
IC-4008Wより二回りくらいコンパクトで使用電池も単三形が1本だけ。
ハッキリいって、現行の機種では最もオススメなのがこれです。
また、マイク/スピーカー端子も

ちゃんと上面にあります。
ただし、1ピン式なので、変換ケーブルが必要。

アイコムの「OPC-2132」。実勢価格は1,200円です。
他にもボリュームダイヤルが電源スイッチを兼ねていたり、音質が聞き取りやすいなどの特徴もあります。
迷ったらとりあえずIC-4300を買いましょう。

八重洲無線 FTH-50

IC-4300とほぼ同サイズながら、厚さは2/3。電池は単3形×2本。
回転アンテナで薄型コンパクトな特小ですが、乾電池ブタの部分だけ厚みがあります。
OEMで極薄のリチウムイオン電池を使うモトローラ版の「MS50」もありますが、業務無線機を扱っているショップでないと入手できません。
上面端子で使いやすさは◎ですが、本体単体で使うと前面にあるPTTボタンにちょっと迷うかもしれません(普通は左側面にある)。
高音がこもらず、マイルドで聞き取りやすい音質には定評があります。

アルインコ DJ-CH27

固定アンテナのショートタイプ。
ボディは極薄で専用充電池を使います。

マイク/スピーカー端子もしっかり上面。
モトローラ・セイバー型のBBボトルにも入る薄いボディです。
また、アルインコの特小は、心なしか他メーカーよりも飛びがいいような気も(?)
これもおすすめの機種です。

さて、初心者からよくある質問が「アイコムと八重洲の機種などメーカー違っても話せるの?」というもの。
特小は規格化されているので、メーカーが違っても交信はつながります。
ただし、メーカーごとにチャンネル表記が異なる点だけは要注意。
200
液晶ディスプレイに表示される大きい方の数字がチャンネルです。
あれつながらない!と思ったら、この表示に揃えて合わせてみて下さい。
これでメーカーを問わず、気に入った機種を購入できますね!

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乾 宗一郎

東京都生まれ。親の影響で幼少時よりモデルガンに親しんで育つ。装備品よりは銃器類の方に明るく、民間ARとオールドリボルバー、SFプロップガンが専門分野。ここ数年はガスブローバックのARカスタマイズにハマっている。好きな映画は『エイリアン2』、好きなモビルスーツは「トールギス」。サバゲはエアガンカスタムのフィールドテストとして嗜む程度。

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